INTERVIEW

チームで働くことの魅力は、スタッフに
さまざまなプラスが生まれる点にある

田邉 修己 営業企画部
営業企画グループ マネージャー

求められるのは「ワクワクを
持ってやり抜く力」、
「コミュニケーション能力」、
そして「人間力」

― ソーダニッカの魅力や特徴を教えてください。

 「商社」という業種から、社員にとって「さまざまな人に出会えるチャンスがある」という点は、大きな魅力であり特徴でもあるでしょう。しかも、これは化学の分野に限った話ではないので、興味さえあれば、幅広い業界の“裏の裏”までを知ることができるかもしれません。そういった意味では、いろいろなチャンスに巡り合える可能性を秘めた会社ではないかと思っています。

― そのような職場で働くにあたって、社員に必要とされる能力は何でしょうか。

 1つは、「ワクワクを持ち続け、仕事をやり抜く力」でしょうか。この“ワクワク”というのは、「目的意識」や「やる気」、あるいは「情熱」などになるのかもしれませんが、それらを持ち続けながら、最後まで業務をやり抜くことが重要だと考えます。もし、学生時代に何かをやり遂げた経験がある人であれば、この能力はすでに備わっているかもしれませんね。

 また、弊社は取引先あっての企業ですし、チームで仕事をするケースも多いので、「コミュニケーション能力」はマストです。自分の考えや思っていることを発信するとともに、相手の話にもしっかり耳を傾けることができなければ、仕事は上手くいきません。それだけに、これは非常に重要です。

 

 あとはやや月並みかもしれませんが、多くの人に愛されるような「人間力」でしょうか。他にもあればそれはそれでベターですが、少なくともこの3つがあれば、弊社でしっかり成長できると思います。

― チームをまとめるマネージャーという立場にあって、チームで仕事に取り組むことの魅力とは?

 チームというのは、異なる個性や感性、経験値などを持つスタッフが集まった集合体です。そして、そのスタッフによってさまざまな融合や化学反応が起こることで、いままでにない気づきや発見、あるいはイノベーションのきっかけを生み出していきます。それらがまさにチーム全体のメリットとなるわけですが、そのメリットが生まれる過程で「各スタッフにも、さまざまなプラス(成長や気づきなど)が生まれる」という点こそ、チームで仕事をする魅力ではないかと思っています。

 例えば私のチームは、社員が営業支援ツールを使ってアップしてくる日報をチェックする業務に携わっています。ただ、これまでに効率的な運用ができていなかったことから、「欲しい情報を効率的にまとめるためにはどうすれば良いか」といった改善策を模索していました。その改善策をチームで議論していたとき、ある新入社員のスタッフが「SNSのような感覚で、各社員にハッシュタグを付けてもらえば、効率的に分類できるのではないか」というアイデアを提案してきました。これまで、ツールの中の機能で解決策を探っていた我々にとって、利用者の使い方に着目したこの解決策は、まさに目からうろこでした。

 結局、そのアイデアを取り入れて解決策を作り上げたわけですが、チームにとってそのひと言はまさにブレイクスルーだったと言えるでしょう。一方で、アイデアが採用された新入社員にとっても貴重な経験になったでしょうし、入社25年を超える私にとっても大きな刺激であり気づきとなりました。これに加えて、立場などの隔たりなく、お互いに発信しあえる社員同士の関係性というのも、弊社にとっては貴重な財産だと感じています。

働くことの本質は
「周りを幸せにすること」
ただし、自分も幸せでなければ
意味がない

 

働くことの本質は「周りを幸せにすること」
ただし、自分も幸せでなければ意味がない

― 現在の部署は新規ビジネスの創出を目的としていますが、0から1を生み出すような仕事で心がけていることはありますか。

 0から1を生み出す仕事というのは、前例のない未知の領域に挑むことと同じで、何が正解かはわかりません。それだけに、とても難しい仕事ではあるのですが、その裏には意外と「面白さ」も隠れていると感じています。

 そういったなかで、私が心がけているのは「理想を持った現実主義であれ」という姿勢です。未知の領域に挑むためには、道しるべとなるような「理想」は必ず持っているべきですが、そればかりを闇雲に追いかけるだけではロマンチシズムになってしまいます。だからこそ、理想を持ちつつも、現実もしっかり把握しなければならないと肝に銘じています。

 そしてもう1つ、個人的にこだわっているのは、その仕事が「社会に貢献しているか」「幸せが循環しているか」という点です。その理由は、社会に貢献しない、あるいは特定の企業や個人のためだけにやる仕事というのは、絶対に長続きしないと考えるからです。それらの点を踏まえ、理想と現実をしっかり見据えつつ、社会貢献などのエッセンスをしっかりと組み込んでいくことが、個人的にとても大切にしていることになります。

― 最後に、これから就職を目指す人に向けたアドバイスをお願いします。

 私は、「働く」ことは「はた(=周り)を楽にする」ことであり、身近にいる人たちを楽(=幸せ)にして報酬を得ることが、働くことの本質だと考えています。さらに、人々が働くことによって幸せが循環していくわけですが、その循環において、自分自身が不幸になっては意味がありません。もちろんこれは、自己犠牲であっても好ましいものではないでしょう。なぜなら、他人だけでなく自分自身が幸せになることも、働くことの本質だと思うからです。

 

 では、それを実現させるためには何が必要か。私は、自分にとっての「幸せの尺度」を持つことが重要だと考えています。もちろん、その尺度は人それぞれに異なるほか、それを持つために見聞を広めたり、人間力を養ったりすることが必要になるかもしれません。ただ、そういったことに対して真摯に向き合えば、きっと豊かな感性が生まれるはずです。だからこそ、皆さんには社会人になるまでに、それらのことに取り組んで欲しいと思っています。

© SODA NIKKA CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.